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平成のギャップ女王【ライターが勝手にキャッチコピーを考えてみたvol.2】

( お仕事 )  2018年 12月 31日  2905 view

気がつけば半年も放置してしまったこのコーナー。

こんな日に投稿して誰か見る人いるんだろうか…

と首を傾げる朝です。

でも、どうしても平成最後の大晦日に上げたかったので!

今回、勝手にキャッチコピーをつけられるのはこの人。

 

 

いや、誰かわからん(この時点でわかった人はすごい)

気を取り直して、この人です!

 

photo by otsuka mini5

 

 

山口亜希子さん(以下アッコちゃん)

いま、熊本でもっとも忙しいカメラマンのひとり。

熊本広告クリエイティブ界のラスボス・小山田宗玄氏の奥さん。

愛くるしい5歳の女の子の母親にして保護者会長(らしい)

そして見てのとおり、ちょっといないレベルの美人。

…なんだけど、なんか美人らしからぬポーズじゃないです???

 

パリピ? のび太? 彼女は万華鏡。

 

「あぁ、アッコさん! 本当に綺麗な人だよね〜」

某タウン誌の営業Yさん。

 

「高校時代は分厚い眼鏡かけてて、のび太みたいだったよ」

同じ高校の先輩でライターのMさん。

 

「俺、アッコさんの写真が熊本でいちばん好き」

同じ業界でしのぎを削るカメラマンS氏。

 

「飲み会の席で絡まれて1時間ジブリの話を聞いた」

気鋭のデザイナーSちゃん氏。動画も見せられていた。

 

「若い頃はクラブ狂いで常に飲んだくれてた」

本人談。当時の写真を見ましたが、激しかったです…。

 

「カラオケでは演歌しか歌わない」

十八番は珍島物語。無駄に上手い。

 

「友達カップルの屋久島旅行についていった。

お金は彼氏の方に出してもらった」

!?!?!? どういう状況!?

 

にわかに信じがたいのですが、すべて同じ人の話。

特に最後の方、疑問は尽きませんが

「まぁ、アッコちゃんならアリかな…」

なんて不思議と納得してしまうキャラなんです。

まるで万華鏡かびっくり箱か?

あまりにも多くの顔を持つ彼女。

「デキる美人カメラマン」の顔しか知らずに

ノーガードで飲みに行ったりすると、もれなく

はちゃめちゃなギャップにノックアウトされて

好きになってしまうこと間違いなしです。

女優みたいな美人のくせに、まったく美人ぶらない。

芯から気のいい、豪快なネエチャン。

それがアッコちゃん。

 

アッコちゃんは猫みたいに登る。

 

アッコちゃんは、よく高いところに登ります。

脚立は当たり前

テーブルの上

ちょっとした塀の上

まるで猫のようにスルスルと。

「ここ、登っていいですか?」

と聞かれたクライアントが

呆気にとられた一瞬の後

既に高い段上にいる彼女を見上げて

「かっこいいなぁ…」とため息をつくのを

私は見逃しませんでしたよ!

 

アッコちゃんは緩急自在。

 

全体的な傾向として

女性カメラマンは仕事が早い

(というか決断が早い?)気がします。

潔くスパッと構図を決めて

あっという間にすごい画を撮っちゃう。

もちろん彼女も例外ではなく

えっ? いつの間に? って感じで

魔法のように撮影が終わることも多々。

かと思えば、何度も何度も

びっくりするくらい、丁寧に

小さなタグの位置にこだわって

撮り直しを重ねていたりもする。

その緩急が絶妙で

いつも見とれてしまうのです。

 

アッコちゃんの秘密。

 

愉快で有能で気のいいアッコちゃん。

そんな彼女が、ある日ぽつりと呟きました。

 

「アッコさんの写真、古くなったね。

そう言われる前に、引退したいんだ。

引退したら、市場の食堂のおばちゃんになる」

 

この一言に、彼女の写真の秘密が

ぜんぶ、詰まっている気がしました。

ネガティブとポジティブ。

仄暗さと、底抜けの明るさ。

まばゆい光と、そこから生まれる影。

今は、一瞬しかないということ。

 

ザルのような神経で生きる私の何倍も

何十倍も、何百倍も、何千倍も

彼女は、今の尊さを知っている。

そして、過ぎていく一瞬を

縫い止めるように、焼き付けるように

シャッターを押しているのだと思います。

今だから、今しか、今だけ。

 

だから私たちは、彼女の写真を見ると

胸を引き絞られるような気持ちになるのでしょう。

 

流れゆく時間を留める。神様の摂理に抗う。

その相反する行為こそが、美しくて切ない。

そして「今しかない」と覚悟を決めた彼女を

凛と立たせているのだと、思うのです。

 

平成のギャップ女王よ。

平成という時間はもうすぐ終わるけど

新しく迎えるまっさらな朝の光こそ

あなたにぴったりだと私は思うよ。

新しい元号になったら

また勝手にキャッチコピーをつけるからね。

そしてさ

私は、おばあちゃんになった

アッコちゃんの写真も見てみたいよ。

いつまでも、たくさん

写真を撮ってよ、ね。

 

photo by Akiko Yamaguchi

半分、丸い。【ライターが勝手にキャッチコピーを考えてみたvol.1】

( お仕事 )  2018年 06月 27日  3702 view

唐突に始めてみました、新コーナー。なぜならお題がないと書けないから。

その名も「ライターが勝手にキャッチコピーを考えたみた」シリーズ。

身の回りのビジネスパーソンからママ友、お気に入りのアイテムまで

目に止まったあらゆる事象に、キャッチコピーをつけていきます。勝手に。

というわけで、早速ですが第1回はこの方です。

元上司にして元雇用主。

商売の厳しさを骨の髄まで叩き込んでくれた偉大な経営者

株式会社R-CONNECT 代表取締役 宮本峻介さんです。

現在は熊本、いや九州でも屈指のマーケティング専門会社として

破竹の勢いで成長を続けるR-CONNECT(略してアルコネ)さんですが

私が在籍していた創業当時は、本当に本当に本当に∞貧乏でした。

「イセキ〜切手ば買ってきてくれんね〜」と渡された財布を開けたら

25円しか入っていなかった、なんてこともありましたね…。

注:現在はマジでバリバリのウェイウェイです!!!

この春リリースしたオリジナルコンサルティングサービス【Roles】も大反響!

(宣伝したので何か奢っていただきたい)

そんなR-CONNECTを率いる宮本社長のキャッチコピーは…




半分、丸い。

あれ、タイトルに書いちゃってましたね。

丸い写真、貼っちゃってましたね。

初回から、まさかの出落ち!

「半分やないわ、ぜんぶ丸いわ」というツッコミが聞こえてきそうですが

このコピー、決してふくふくと愛らしいお腹を指したものではありません。

宮本社長は、すごく丸い。

人あたりが丸い。雰囲気が丸い。

一般的に「マーケティングコンサルの人が来るぞ」と聞くと

高そうな細身のダークスーツで

尖ったテカテカの靴を履いてて

オラオラな上から目線で語りつつ

さりげなく大胸筋を自慢してきたりする

「いけすかね〜」雰囲気の人を想像しませんか?

そこへやってくるのが、この方です。

「どうも〜宮本で〜す」

効果音は、たぶん「ポヨ〜ン」です。

場の空気が一瞬にして丸く、和やかになります。

そして、核心を突いているのか、興味が趣くままのお喋りなのか

着地点がさっぱりわからない、ふんわりトーク。

クライアントは、いつの間にかすっかり安心して

企業秘密から悩みごとまで洗いざらい喋ってしまう…。

そう、いつの間にか彼の掌の上にいることに気づくのです。

心地よい丸さを堪能していると

突然、シュッと切れ味鋭い考察が飛んでくる。

寄り道ばかりに見えたトークは、結論に向かって美しく収束していく。

(稀に収束しないケースもあります。悪しからず)

だから、丸いのは半分だけ。

半分、丸くて、半分、尖っている。

そういえばR-CONNECTの”R”には

”半径”という意味もあったことを思い出しました。

長くなりましたので、今回はこのあたりで。

このコラムは、実在のドラマとは一切関係ないことをお断りして

結びとさせていただきます。

それでは、第2回でお会いしましょう!

※「キャッチコピーをつけられたい」奇特な方も大募集中です。

お問い合わせはコチラからどうぞ。

 

 

もしもライターシリーズとは?

( お仕事 )  2018年 02月 18日  3608 view


さっそく小イセキをフル活用しています。

だって可愛いから…。

せっかく作ったWEBサイトサイトなので、

コンテンツの紹介などしてみようと思います。

まずは、一番気になるやつ。

もしもライターシリーーーーーーーーーーズ。

これは、日常の「これどんな風に書けばいいんやろ」という

シチュエーションに合わせて、依頼者の文章をイセキが添削。

ライターが手を加えるとこんなにいい感じになったでしょ!

という、ひたすら私がドヤ感を出していくコーナーです。

初回は、学生さんによるラブレターの添削。

これって、もはや添削しない方がいいのでは?

このキャラを貫きとおすべきでは?と思わないでもないけれど、

とりあえず、がんばって添削しました。

どうぞご覧ください。

もしもライターがラブレターを添削したら?

 

キラーコンテンツはすぐ側に。

( お仕事 )  2017年 12月 22日  6213 view

先日、東京のおでかけ大好き女子を阿蘇”小国郷”に招待して

阿蘇のいいところを見てもらうというモニターツアーを開催しました。

写真は、女子たちのテンションが最高にブチ上がった雲海。

阿蘇の現地の人たちからしたら

「ああ雲海?どっからでも見れるよ」みたいな感じで

何気ない、日常的な眺めだそうですが

実は全国的に見て、この頻度で規模で雲海が見れるのって

相当すごいことらしい…知らなかった…。

おでかけ女子曰く、鍋ヶ滝より断然、雲海!だそうで。

キラーコンテンツ=圧倒的な魅力を持つ資源のことですが

目新しい名物を無理に作らなくても

流行りを追いかけなくらなくても

実は、その候補はすぐ身近にあったりするのですね。

やっぱりマーケットインの視点って大切だなぁ

と痛感した一瞬でした。

絶対に抜けられない会議が、そこにはある。

( 子育て )  2017年 12月 22日  2366 view

なんのこっちゃ? というタイトルですが、

イセキの脳みその約7割を占めている子育てのお話です。

先日、20代半ばの男子(イケメン経営者)に聞かれたんです。

「子育てしながら仕事するってどんな感じスか?」と。

そこで私が返したコメントがこれ↓

「1日のうち、6:00〜9:00と18:00〜22:00

この7時間は絶対に抜けられない会議がねじ込まれていて

出席しないという選択肢はない。もちろん毎日です」

それマジ詰んでますね! と驚かれましたが、そうなんですよ。

毎日、マジ詰んでます。

ちなみにこの会議、休日は14時間に延長されるんだぜ…。

この会議に次ぐ会議の毎日、過ぎ去ってしまえば

きっと一瞬のことなのでしょう。

このドタバタでガムシャラな期間限定プロジェクト

どうせ抜けられないなら、楽しんでいきたいものです。